背景アーティストのぶろぐ

UE4やら、Substanceやら、Zbrushやらいろんなソフトを触ったことについて色々書く。

SpeedTreeを使用してみました。

植物を色々作成する必要が出たのでSpeedTreeを導入してみました。
触ってみて得た便利な機能などを少しずつ紹介していこうと思います。

 

SpeedTreeとは

プロシージャルに樹木を作成することができるソフトです。

SpeedTree Vegetation Modeleing - SpeedTree

樹木作成できるソフトは色々ありますが、一番有名ではないでしょうか。
ゲームから映像向けまで幅広いジャンルで活用されています。

 

 

UE4とSpeedTree

ただ、作成するだけではなく、UE4、Unityなど各ゲームエンジンにも対応しています。
今回私が使用したのはUE4向けのSpeedTreeです。
各エンジン向けで何が異なるのかあまり把握してないですが、おそらくインポート周りの形式が各エンジンに合わせて設計されているのだろうと思います。

UE4のSpeedTreeで有名なデモとしてはKoolaさんが作成した『Snow』があります。
これはSpeedTreeのサイトから無料でダウンロードが可能です。

 めっちゃきれい!

 

 

ソフトの導入

プロジェクトなど会社関係で使用するには色々高いお金を支払う必要がありそうですが、個人で使用する分にはサブスクリプション契約で19ドル/月で契約出来ます。

サブスクリプション契約中は毎月3つほどボーナスとして無料で植物をゲットすることが出来ます。

忘れずに落としておきましょう。月の中頃で契約すれば2ヶ月分ゲットできます!

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契約後はソフトのダウンロードリンクが表示されますので、そこからソフトをダウンロードしインストールします。
見逃してしまった人は[MY ACCOUNT]の [SUBSCRIPTIONS]を開き、[MANAGE]をクリックします。

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開いたページに[SUBSCRIPTION TOTALS]の項目がありますので、そこから落としましょう。

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ストアの活用

一から樹木を作成するのはSpeedTreeを導入したとしても慣れないうちは大変なものです。
SpeedTreeにはいくつかストアで植物が販売されています。

Species Packという1種類の植物とGame Tree Packagesという複数の植物のパッケージの2種類あります。

Special Packは割高のように感じますが、モバイル、デスクトップ、ヒーローとクオリティ毎のデータがあり、物によっては2種類の形状パターンが入ってます。
樹木であれば枝と葉だけのデータもあり、樹木の葉テクスチャの調整も可能になっています。

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全ての植物をカバーしてるわけではないですが、近い種類のものをカスタマイズしていくことで作業工数を節約することは可能です。

 

値段は物によって様々ですが、一から作成するよりも早く作成できるのと仕事で使いたかったのでいくつか購入しました。出来上がったものを調整していくことで様々なパラメータの役割にも気づく事ができたので、余裕があれば購入してみることもおすすめします。

 

チュートリアル

チュートリアルは公式がいくつかYoutubeで動画を公開しています。
公式のチャンネルをチェックしてみてください。

 

私は2~3つぐらい見ながらいじってという感じでスタートし、あとは触りながら色々覚えていきました。
1本のチュートリアルも長くないので、比較的見やすいのではないかと思います。

 

これはコンセプトアートに合わせてSpeedTreeで木を作成する動画なんですが、 ただ作成するだけではなく、自由に形状をカスタマイズできるというところでこのソフトのポテンシャルの高さがわかるのではないかと思います。

 

 

というわけで、ざっくりSpeedTreeについて説明しました。
今後は触ってて便利だなーと思った機能や、植物の作成方法について書いていければとおもいます。