背景アーティストのぶろぐ

UE4やら、Substanceやら、Zbrushやらいろんなソフトを触ったことについて色々書く。

【UE4】新しいプロジェクトを作成した時に設定すること

私の場合ですと、UE4を使って何か背景を作成したいという場合が多いのですが、

新しくプロジェクトを作成した時に最初に設定しておく内容を備忘録的に残しておきたいと思います。

 

 

 

エディタやプロジェクトに関する設定はエディタの環境設定、プロジェクト設定から行います。

 

編集エディタの環境設定 もしくは プロジェクト設定

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■自動再インポートの設定

StaticMeshやテクスチャを編集した時に自動的に再インポートしてくれる設定です。

(公式)自動再インポート

 


ディタの環境設定一般ロード&保存中

 

Auto ReimportDirectiries to MonitorにFBXやテクスチャを参照するフォルダを指定しておきます。

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フォルダにあるFBXを自動的に読み込むのではなく、

すでに読み込まれているFBXやテクスチャに対して変更がかかったら

自動的に再インポートしてくれるという機能なので、

一番最初、UE4に読み込ませるのは手作業でやる必要があります。

 

ちょっと大きめのデータやノーマルマップなどのテクスチャは読み込みにやや時間がかかる印象ですね…。

 

読み込みが完了したら右下などに読み込みましたの表示が出るのでわかると思います。

 

 

起動時に開くマップの設定

エディタがゲームを起動した時に最初に開くマップを指定しておきます。

そうすることでエディタ起動後すぐに作業ができるようになります。

 

 

プロジェクト設定プロジェクトマップ&モード

 

Default MapsEditor Startup Map、Game Default Map

作業をするレベルを指定しておきます。

 

Game Default Mapの方はゲーム起動しない人は必要ないかも。

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※注意※

 

レベルデータに何か問題があって開けなくなっているような場合、エディタ自体が立ち上がらなくなります。

 

その時はプロジェクトのフォルダにあるconfigフォルダからDefaultEngine.iniを開き、

赤枠で囲んである箇所を開けるマップに参照し直すと解決できます。

 

とりあえず、StarterContentにあるマップに差し替えておくのが安全策かも知れないですね。

 

EditorStartupMap=/Game/StarterContent/Maps/Minimal_Default

GameDefaultMap=/Game/StarterContent/Maps/Minimal_Default

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Distance Fieldsの設定

私の場合、見た目重視で処理負荷とか考慮してないのでとりあえず入れておきます。

Distance Fieldsってなんぞ?という方は公式のドキュメントを確認してみてください。

 

(公式)ディスタンスフィールドAO

(公式)レイトレースディスタンスフィールドソフトシャドウ

 

 

プロジェクト設定エンジンRenderingから

 

Lightingの項目のところにある Generate Mesh Distance Fields にチェックを入れる。

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これで設定は完了です。

上記2つをやるだけでも作業が楽になるのでオススメです。

 

他にも何か設定してるのがあれば追記します。