【SpeedTree】枝葉テクスチャを作成する(1)
ポリゴン数を節約するために樹木には枝に葉がついた状態のテクスチャを使用するのですが、枝葉のテクスチャを作成するのもなかなか面倒なものです。
以前はPhotoshopで一生懸命葉を並べてたりしましたが、いい感じにするのに一苦労しました。
購入したデータに枝葉だけのファイルがあり、これを使えば確かにテクスチャを作成するのも楽ですし、トライアンドエラーも大分し易いなと思ったので方法について記述していこうと思います。
枝葉だけのデータを作成する
枝葉だけのデータをどうやって作成したのかとおもってファイルを見てみると、普通にノードを繋いで樹木として作成しているようです。
赤枠で囲った部分はグレーになっていますが、これはこのノードをHideしてる事を意味します。
表示してみると(ショートカット【H】)このように幹や枝のメッシュが出てきました。
ハイドしたままメッシュを書き出すと表示した部分だけのデータになります。
このハイド機能を使ってデータを分けることでも何か描画の対策とかできそう。
これは別の植物のデータですが、Trunkの角度を[Start angle]で横向きにして枝葉をそのまま作成しています。こっちの方が作りやすいかな?
枝葉のデータを作成する
では2個めの方法で枝葉のデータを作成していこうと思います。
- 新規でシーンを用意し、Trunk>Standard、Branches>Standardをセットします。
- Trunkノードを選択し、[Spine]>[Start angle]の値を0.5。
[Generation]>Rollを0.1にして木を横に倒します。
- 地面が表示されていて木がめり込んでるので、ビューポートのプロパティを変更します。
ツールバーの[Window]をクリックし、Groundのチェックを外します。
- あとはそれぞれのパラメータをいじったり、Nodesモードで直接枝の向きを調整したりしてこんな感じにしていきます。
-
[Leaves]>[Single Leaf]で葉を追加します。
これもいい感じに調整…と言いたいですが、テクスチャを作成するのに葉の向きがあっちゃこっちゃ向いててはちょっと都合が悪いです。
葉の向きが上を向くようにだけ設定しておくと良いと思います。
[Meshes]>[Aligment]、[Hang]この値を1にします。すると葉がキレイに上をむいてくれます。
どうにかこうにか、設定を頑張って調整してこんな感じになりました。 -
葉の形が全て同じだと寂しいので4種類くらい葉のマテリアルを用意して割り当てます。あと、枝の部分にも適当なマテリアルを割り当てて置きましょう。
これで枝葉データは出来上がりました。
長くなったのでここで区切って次に続きます。
細かい設定についてはかなりすっ飛ばしてるのですが、需要があれば書いていこうと思うので知りたい方はコメントなど残してくれれば、書きます。