【Maya】モデリングツールキットと仲良くなる(2) 選択編
今回はモデリングツールキットの選択機能についてです。
選択機能関係に関してはいくつかよい機能があるので紹介したいなと思います。
画像をキャプチャするよりもGIFのほうが楽な気がしてGIFだらけです。
(GIFの残像が汚くてすみません)
従来操作で同じ事ができるかどうかについてはすべて確認していませんが、
おそらく、ドラッグセレクトと頂点ロックはモデリングツールキットのみの機能かなと思います。
(あったら是非教えてください!)
※このエントリはMaya2015で記述しています。
バージョンアップにより使えなくなった機能もあるので注意してください。
ドラッグセレクト
モデリングツールキットの選択機能には通常のセレクションボックス以外に
ドラッグによるセレクト機能がついてます。
XSIユーザーだった方には馴染みのある機能かと思いますが、
私はセレクションボックスばかりであまり使っていなかったりします…。
角度選択
以前このブログのエントリーでも取り上げましたが、
モデリングツールキットにも角度選択の機能が入っています。
このモデリングツールキットは選択した箇所からの指定した角度の範囲が選択されます。
以前紹介したものとまた選択のコントロールが違うので好みによるかと思いますが、
個人的にはこれだけで結構満足しています。
面倒なのはわざわざ選択コンストレイトからタブで切り替えなところと、
角度を数値入力しないといけないというところでしょうか。
(他のは数値入力を必要としてないのだから、どうせならスライダーにして欲しい…)
選択コンストレイントは角度以外に、境界、シェルなどもありますが、
フェースのダブルクリックやエッジのダブルクリックなどでも同様の結果を得ることができてしまうので、
あまり使ってないですね。
ソフト選択(減衰モード:サーフェス)
ソフト選択は従来の機能でも入ってるし、
モデリングツールキットだから特別ということはありません。
Zbrushの『BLESTAR ZBRUSHベーシック』をみてmayaにこの機能はないのか?
とおもったのがトポロジーでのソフト選択。
私が今まで気づかなかっただけかもしれませんが、付いておりました。
これ便利ですよね。
ボリュームだと選択箇所からの一定範囲で減衰がかかりますが、
メッシュのトポロジの距離をみて減衰をかけてくれるので、このような渦巻きモデルでは助かります。
キャラだと上唇の頂点をまとめて動かす時に下唇まで影響しないようにする。
ということに使えるかんじですね。
これは従来のソフト選択にもついてます。
ソフト選択と頂点ロック
※Maya2016から頂点ロックの機能が外されてしまいました。
代替の方法を下記に記載しておきます。
ソフト選択と合わせて使うと便利なのが頂点ロックの機能。
一部だけソフト選択で制御したいという時に動かしたくない頂点をロックしてくれます。
ロックかけた所をあとから選択し直したい場合は [ロックを選択]
解除は [すべてロック解除] のボタンからできます。
Zbrushのマスクみたいな感じでなかなか便利です。
こんなかんじで(?)、モデリングツールキットと親睦度がかなり高まったので
仲良くなろうキャンペーンはここで一段落にしようかなと。
2回でおしまいかよってかんじですが、
細かいのは色々あるので、またネタが貯まるか、
気が向いた時にでも書こうかなと思います。
頂点のロックの仕方
- ロックしたい頂点を選択する。
- チャネルボックス/レイヤエディタからCV(クリックして表示)をクリックする。
- 表から頂点を選択し、右クリックから選択項目のロックを選ぶ。
解除するときも同じ方法で解除できます。
面倒になってしまったことは悲しいので、今後のアップデートでまた復活することを期待します!