背景アーティストのぶろぐ

UE4やら、Substanceやら、Zbrushやらいろんなソフトを触ったことについて色々書く。

【SP】任意の場所に画像をはる方法

SPを使ってて、画像を任意の場所に割り当てたいと思う場合があると思います。(え?ない?)

 

SPはいろいろな方法があると思うので、これがベストとは限らないと思いますが、

あとから位置の調整や内容の差し替えをしたいときに修正しやすい方法かなと思います。

 

 

今回は画像のように本のテキスト部分をPhotoshopで作成し、

それをSPで配置、合成することを試しました。

f:id:sinocof:20170224232214p:plain

 画像の用意

まずは、jpegやPSDなどテクスチャとして読み込ませる画像を用意します。

今回はこんな感じで背面白にテキスト部分だけ黒にした画像です。

f:id:sinocof:20170224232237p:plain

SPに画像を読み込み、配置

  1. Shelfのテクスチャタブに画像を読み込ませます。
    読み込ませるにはフォルダからそのままドラッグ&ドロップOK

    f:id:sinocof:20170224232313p:plain

  2. 塗りつぶしレイヤーを作成します。本のテキスト部分だけなので、マテリアルはcolorとroughだけにします。
    BaseColor、Roughnessに先ほどの画像を割り当てます。
    このように紙の部分に読み込んだ画像が表示されます。
    (あらかじめ紙の部分だけ影響でるようにマスクしてあります。)

    f:id:sinocof:20170224232346p:plain

    f:id:sinocof:20170224232352p:plain

  3. タイリング = なしにして、UV Scale、UV Offset、UV Rotationを使って任意の場所に配置します。

    f:id:sinocof:20170224232406p:plain

    f:id:sinocof:20170224232415p:plain

  4.  

    今回の場合だとBasecolorのレイヤーは乗算にしておきます。すると、このようにベースの紙の質感になじむように文字を表示することができます。

    f:id:sinocof:20170224232429p:plain

  5.  Roughnessも描画モードを切り替えて、透明度でお好みの値に調整します。
    (私は乗算にして、インクの部分が少し紙よりもつるつるな感じになるようにしました。)

 

あらかじめUVに合わせて文字がレイアウトしてある画像を読み込むでもいいと思いますが、

なんかUVをスクショとってくるのが面倒だったし、

画像さえ用意すれば差し替えも簡単にできるるかなとおもいます。